高血圧には、飽和脂肪酸とコレステロールをとり過ぎないように症生活を改善する!

高血圧症を放置すると、怖い合併症である動脈硬化が進行し、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まります。

 

同様に、血中のLDLコレステロール値や中性脂肪値が高くなる脂肪異常症も、動脈硬化を進めて、心筋梗塞や脳梗塞の大きな危険因子となります。

 

血圧が高い人は、食習慣を始めとする生活習慣から脂肪異常症にもなりやすいので、その合併を防ぐことが重要です。

 

合併すると、動脈硬化が複合的に進行していきます。それを予防するには、とり過ぎると体によくない脂肪、つまり飽和脂肪酸とコレステロールの量を減らすことが有効です。

 

脂質の構成成分である脂肪酸には、飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸の3種類があり、そのうち、過剰摂取によってコレステロールなどの血中脂肪を増やすのが飽和脂肪酸です。

 

飽和脂肪酸は、牛肉や豚肉の脂肪分、バターなどに多く含まれているので、これらの食品をとる回数・量を減らし、加えて、コレステロールが多い食品の過剰摂取もひかえます。

 

代わりに野菜・果物・大豆製品、海藻類をとると、血圧の上昇と血中脂質の増加を抑えやすくなり、動脈硬化の予防につながります。

 

主菜が肉中心の人は、魚を食べる機会を増やし、食事ごとに肉と魚を交互に食べるといいでしょう。また、1回の食事でとる肉の量は、60〜100g位が適量です。

 

ちなみに、コレステロールとは、脂質の一種で、細胞膜やホルモン、胆汁酸の材料となります。体内で全体量の70〜80%が合成され、残りの20〜30%が食品から摂取されています。

 

コレステロールは、とかく目の敵にされがちですが、人の生体機能を維持するために不可欠な成分であり、体内でそれが過剰になると、脂肪異常症となり、動脈硬化を進行させます。

 

よって、摂取しないのがよいのではなく、「とり過ぎないこと」が大切です。また、体内で合成されるコレステロールは、食品からとった脂質や糖質を原料として作られるので、高脂肪の食品や甘いものを食べすぎないことも大事です。